中央軒 – 佐賀・鳥栖駅

🐾 JR鳥栖駅

九州鉄道は、九州初の鉄道路線を開通した会社です。1887年(明治20年)創立され、1889年(明治22年)に博多駅ー千歳川仮停車場間を開通、のちに鹿児島本線の一部となりました。
その中で、鳥栖(とす)駅は、佐賀県鳥栖市京町にあるJR九州の駅で、九州鉄道開業時より現存する九州でも最古の駅のひとつです。

🐾 かしわうどん

九州地方では鶏肉のことを「かしわ」と呼びます。
炊いたごはんにかしわや具材を煮詰めたものを混ぜた「かしわめし」が郷土料理として有名です。
また、九州北部のご当地グルメとして「かしわうどん」があります。甘辛い鶏肉をトッピングしたうどんで細切れされた鶏肉をつかうこともあるようです。

JR鹿児島本線「鳥栖」駅のホームに、その「かしわうどん」で有名な立ち食いうどん「中央軒」があります。「かしわ」以外にも、様々なうどんやそばがありますが、とにかく「かしわうどん」で有名なお店です。
この中央軒は1892年(明治25年)創業。九州で初めて「立ち食いうどん」を始めたお店で有名です。
各ホームに4軒ありますが、5版・6番線ホームのうどんが一番美味しいという都市伝説もあります。
*1番・2番ホーム、3番・4番ホームは休業中なので、確認が必要です。

うどんが有名とわかっていながら、いつも頼むのは「かしわそば」。
どちからというとそばの方が好きなので、迷うものの結局そばを選んでしまいます。
そばといえども、トッピングされている「かしわ」の美味しさには変わりありません。
見た目ほど濃い味でもなく、スープが染み込んだ「かしわ」が堪らなく美味しいです。

🐾 スタジアムを眺めながら

ホームからは、Jリーグサガン鳥栖のホームグラウンドである「駅前不動産スタジアム」が間近に見ることができます。
自分も何回もこのスタジアムを訪れています。
その度に、まずここの「かしわそば」を食べて向かいます。
博多から向かうことが多いので、到着するホームは5番線。一番美味しいと言われている中央軒です。
寒い冬はゆっくりと身体を温めながら、暑い夏は汗をかきながら、ここで食べていると、鳥栖にやってきたんだなという実感が湧いてきます。
きっと5番・6番線ホームが一番美味しいという都市伝説は、一番眺めが良い場所で食べるからなのかもしれません。
年一回訪れる(つもりの)この土地で、「かしわうどん」で有名なこのお店で、「かしわそば」を啜る光景は当たり前になってきています。
また来年!

– Info. List –

『中央軒』鳥栖駅店

佐賀県鳥栖市京町729
【営業時間】
 改札口横 7:00 ~ 21:00
 1番・2番ホーム 休業中
 3番・4番ホーム 休業中
 5番・6番ホーム 7:00 ~ 21:00
【アクセス】 JR鹿児島本線「鳥栖」駅構内

Booking.com

シェアする