阿智神社 – 岡山・倉敷

🐾 鶴形山

鶴形山(つるがたやま)は岡山県倉敷市の中心市街にある標高40mの小高い丘のような山です。
別名として、「妙見山(みょうけんざん)」「阿智山(あちざん)」「阿知山(あちざん)」とも呼ばれています。
JR「倉敷」駅から倉敷美観地区までの途中にあり、山中には鶴形山公園として整備されています。
その公園には、フジの大棚があり「阿知の藤」として有名です。
明治時代まで鶴形山南側には城山と呼ばれる小さい丘があり、中世には倉敷城があったそうです。

🐾 阿智神社

鶴形山の山上に、倉敷の総鎮守である阿智神社が鎮座しています。
JR「倉敷」駅から倉敷美観地区に向かって倉敷商店街「えびすショッピングモール」を抜けると、すぐに入口となる階段が左手に現れます。
階段は急ではありませんが、延々と続いていて、なかなか目的の場所が見えてきません。

上ることおよそ10分くらいでしょうか、ようやく神社の山門が左手に。
そしてまた階段です。。。
もうひと頑張りすると、立派なしめ縄が印象的な本殿が目の前に現れました。

文禄3年(1594年)に鶴形山近隣寺内に祭祀された妙見宮が現在の場所に遷座され、明治2年(1869年)の神仏分離で「阿智神社」となりました。
阿智神社は、航海の安全を司る宗像三女神(むなかたさんじょしん)である「多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)」「多岐都比売命(たぎつひめのみこと)」「市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)」をお祀りしています。

それにしても本当に立派なしめ縄であることは近づくとよりわかります。
これから倉敷のまちを散策するご挨拶をきちんとさせていただきました。

ちょうど3月に訪れたので、境内にはお雛様が飾られていました。
流れでですが、お雛様にも手を合わせました。

本殿を見て右後方に社務所があります。なかなか立派な社務所です。
参拝のカタチとして、御朱印をいただきました。

阿智神社からの下山は、上ってきた道と反対側の道を使いました。
ちょうど倉敷美観地区の中の古い町並みが続く町並み保存地区に出ることができました。
最後まで階段でした。丘ですから当たり前ですね (^_^;)

🐾 倉敷のまちを見守る

標高40mの小高い丘(山)とはいえ、階段や斜面が延々と続くのは、なかなか根気が必要でした。
でも、上りきったときに見下ろした倉敷の町並みには感嘆しました。
いつまでも眺められていることができる風景です。
上ってきた疲れも息切れも、充分に充電させてくれました。

倉敷のまちに住む方たちにとっては、ずっと見守ってくれている存在なんだろうと感じました。
この景色を見てしまうと、辛いことはわかっていますが、倉敷を訪れるときは、また上ってしまうんだろうなあと思います。

– Info. List –

『阿智神社』

岡山県倉敷市本町12-1
【開館時間】 9:00 ~ 17:00 *祈祷は9:30 ~ 15:30
【休業日】 なし
【アクセス】
 JR「倉敷」駅から徒歩およそ15分
 車で山陽自動車道倉敷インターチェンジからおよそ15分

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