酒肴あおもん – 東京・五反田

🐾 アジ

アジやサバ、ブリ、ヒラマサといった背の青い魚の総称として「青魚」と呼ばれ、青物(あおもの)、青背の魚とも呼ばれています。
その中でもアジは脂肪が比較的少なく、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。
脂肪酸とは、脂質(=油)を構成するモトです。
DHAとは、一言で言えば体に必要な脂肪酸(栄養素)のことを言います。
そしてEPAは血栓を溶かして血液をサラサラにしてくれます。
こういうことを聞くと、とても身体に良い魚ですね。

🐾 あおもん

JR山手線「五反田」駅から歩いておよそ5分、大崎郵便局の近くに「酒肴あおもん」があります。
駅周りの喧騒から少し離れたところで、地下にひっそりとあり、看板を見逃すと迷いそうになりました。

店内にはカウンター6席とテーブル15席あり、そこまで大きくなくこじんまりとした空間ですが、天井が思いのほか高くて、開放感がありました。
カウンター席にはタイルが貼られていて、魚の鱗のようです。
予約したカウンター席には言葉が添えられていました。こういったちょっとした心遣いがとても嬉しいです。

このお店には青魚の織り合わせ「青盛」が2人前からあるのですが、今回は1人前用に出していただけました。
嬉しい。
美味しい。

日本酒もお店の方のおすすめをふたついただきました。
やっぱり魚と日本酒って合いますよね。無敵の組み合わせだと思います。

そしてこのお店を訪れたら食さないといけないものがあります!
「アジフライ」です。
今回は、半熟と完熟を1枚ずついただきました。
半熟のアジフライは、しっとりとしていて溶けるようです。
完熟のアジフライは、味がしっかりと乗っていて、旨味が凝縮されています。
感動しながら食べ続けてしまいました。

🐾 あお

店名「あおもん」は、メインで使われる魚が「青物」であることからきているのは想像がつきます。
それだけではなく、故事「青は藍より出でて藍より青し」の「あお」に由来しているそうです。
弟子が師より優れていることの例えですが、「自分自身がこのお店から独立したスタッフに超えられるような存在でありたい」という店主の想いがあるそうです。
お皿やメニューには、「青者」の横に「Blue than indigo」(=藍よりも青い)の文字が並んでいます。

このお店は目黒川に近い静かな場所にあります。
五反田駅周辺にもたくさんのお店が並んでいますが、このお店はいつも予約でいっぱいです。
今回も1時間だけならということで、訪ねることができました。
短い時間でしたが、訪れてよかったです。
店を出て、すっかり暗くなった外でしたが、目黒川沿いを散歩して帰るには程よい酔い加減です。
また「あお」に会いにきたいです。

– Info. List –

『酒肴あおもん』

東京都品川区西五反田2丁目31 B1 4KKビル
【営業時間】 17:30 ~ 23:30
【店休日】 無休
【アクセス】 JR山手線「五反田」駅、東急池上線「大崎広小路」駅から徒歩およそ5分

🍶 お世話になったお酒 🍶

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