松陰神社 – 東京・世田谷若林

松陰神社《東京・世田谷若林》

🐾 若林

東京都世田谷区にある若林は、区の中央部に位置しています。
住宅街で戸建てが多く静か、東急世田谷線の始発「三軒茶屋」駅からも2駅分およそ4分の好立地で人気がある場所のイメージです。
環状七号線(環七)を横切る東急世田谷線の踏切は遮断機もなく、信号踏切で環七の交通が優先となっていて電車優先ではない珍しい踏切がです。

🐾 松陰神社

松陰神社には若林にある東急世田谷線「松蔭神社前」駅から松陰神社通りを抜けて向かいます。
およそ3分ほど歩くと、大きな大鳥居が現れます。

この付近は、かつて長州藩の別邸がありました。
吉田松陰が安政の大獄で刑死した4年後の1863年(文久3年)、高杉晋作など松蔭の門人によって小塚原の回向院にあった松蔭の墓がこの地に移りました。
1882年(明治15年)門人によって、松蔭を祀る神社が墓のそばに創建されました。
松陰神社は山口県萩市にもあり、世田谷区と萩市は友好都市提携を行っているそうです。

大鳥居から続く参道脇には、吉田松陰像もあります。
まだ春先に訪れたので、桜はこれからという感じでした。満開の時期を見てみたいです。

吉田松蔭像のほぼ向かいにある手水舎で清めたあと、大きな御社殿で参拝です。
松陰神社は人気ある神社のひとつなので、春休み中ということもあり、多くの人が参拝に訪れていました。

御社殿の左側に社務所があります。
ちゃんと御朱印をいただきました。

御社殿を挟んで、その社務所と反対側に「松下村塾」を模した建造物があります。
松下村塾は、江戸時代幕末に長州藩萩城下に存在した私塾です。吉田松陰が指導した塾生の中から、幕末から明治にかけて、伊藤博文や高杉晋作、山縣有朋ら日本を指導した人材を多く排出したことで有名です。
敷地内はそこまで大きくはありませんし、実際に存在した場所でないのですが、松下村塾の文字を見ると圧倒される雰囲気があります。

🐾 存在感

松陰神社の鳥居は赤ではなく黒です。
赤以外の鳥居がある神社はありますが、方角によって色を変えているケースもあるようです。
松陰神社の鳥居は北側にあり、四神の玄武が守っています。
四神とは、中国の神話、天の四方の方角を司る霊獣です。東の青龍、南の朱雀、西の白虎、北の玄武がそれです。
玄武である亀のテーマカラーが黒であることから、松陰神社の鳥居は黒色なのだそうです。

神社によっては、まちの中にひっそりと佇んでいるところもあったりしますが、この松陰神社は通りを抜けてどんと構えていて、その存在感は圧倒的です。
門人たちの吉田松陰への想いの大きさが感じられます。
その思いは、今もこの地を訪れる人たちによって、脈々と引き継がれているのだと思います。

– Info. List –

『松陰神社』

東京都世田谷区若林4丁目35-1
【開門時間】 7:00 ~ 17:00
【お守り・お神礼受付時間】 9:00 ~ 17:00
【ご祈祷受付時間】 9:00 ~ 15:50
【駐車場】 7:00 ~ 17:00
【アクセス】
 東急世田谷線「松陰神社前」駅から徒歩およそ3分
 環状七号線と世田谷通りの交差点から車でおよそ5分

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