宇奈根 山中 – 東京・世田谷宇奈根

宇奈根 山中《東京・宇奈根》

🐾 宇奈根

「宇奈根」は、多摩川をまたいで、東京都・神奈川県の両方にある地域の地名です。
以前は行政区分上ひとつの地域でしたが、多摩川の流れの変遷によって、東京都世田谷区と神奈川県川崎市に分断されました。
かつては多摩川左岸地域を「本村」、右岸地域を「宇奈根山野(山谷)」と呼ばれていました。
明治時代までは、この分断された地域を渡船「宇奈根の渡し」でつないでいたそうです。

🐾 山中

目的地の蕎麦屋「山中」は東京都世田谷区の宇奈根にあり、東急線「二子玉川」駅または小田急線「成城学園前」駅からバスで行くしかありません。
今回は二子玉川駅からバスに乗っていくことにしました。最寄りのバス停「下宿」までは、およそ15分くらいの乗車です。

下宿バス停から、およそ10分足らず歩いた住宅街の中に、ひっそりとお店はあります。
「ここだよな」「間違いないよな」と不安になりながら近づきました。
開店時間に合わせたので、すでに待っている方たちがいて良かったです。

店内は古民家を改装したつくりで、こぢんまりとしています。
カウンターの後ろにテーブル席もあり、家族連れにはもってこいです。

今回は「昼限定ランチ」を選びました。
メニューだけでも、ボリューム満点なのが伝わります。楽しみです。

蕎麦屋にいるのですから、お酒を呑まないわけにはいきません。
つまみに頼んだ野沢菜とランチのサラダをあてに、お酒をいただきます。
ちょっとした「蕎麦前」気分です。

目の前で天ぷらが上がるのをみながら、お酒が進みます。
まさに、カウンター席の特権ですよ。
それにしても、天ぷらがどれも美味いし、自分の好みのものばかりでテンションが上がりっぱなしです。

お蕎麦は、せいろ(写真右)とあらびき(写真左)の二色せいろを選びました。
せっかく来たのですから、両方味わいたいのです。
どちらも甲乙つけがたいくらい美味かったです。
最後は蕎麦湯でホッとしました。

宇奈根 山中《東京・宇奈根》

締めは、そばがきのデザートです。
なんでしょう。
ランチですけど、フルコースをいただいた気分になりました。

🐾 隠れ家

宇奈根 山中《東京・宇奈根》

店内はすぐに満席になり、昼も夜も予約しないと難しいかもしれません。
厨房の中で、常に忙しなく動いているご主人の姿が印象的でした。
蕎麦も天ぷらもレベルが高くて驚きました。(もちろんお酒も旨い)

宇奈根 山中《東京・宇奈根》

アクセスはとても良くない場所にありますが、そんなことを忘れさせてくれる隠れ家的な蕎麦屋。
逆に来て良かったと思うことができるお店です。
辿り着いた先に、「満足」が待っていました。

– Info. List –

『宇奈根 山中』

東京都世田谷区宇奈根3-7-15
【営業時間】
 昼:11:30 ~ 14:00、夜:17:00 ~ 20:30
【店休日】 日曜、月曜
【アクセス】
 東急田園都市線・大井町線「二子玉川」駅から、成城学園前行きまたは調布駅南口行きバス乗車
 小田急線「成城学園前」駅南口、「狛江」駅北口から、二子玉川駅行きバス乗車
 京王線「調布」駅南口から、二子玉川駅行きバス乗車
 それぞれバス乗車して、「下宿」バス停下車、徒歩およそ7分

🍶 お世話になったお酒 🍶

  • 雅楽代 〜うたしろ〜(天領盃酒造・新潟県佐渡市)
  • 李白 特別純米酒「にごり酒」(李白酒造・島根県松江市)

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