いもや – 東京・神田神保町

いもや《東京・神田神保町》

🐾 天ぷら

今や「天ぷら」は日本を代表する和食として知られていますが、もともと、その調理法はポルトガルから、鉄砲伝来とともに伝わった南蛮料理が起源とされています。

語源も、ポルトガル語の「テンポーラ(temporas)=四季に行う斎日」という説があります。
カトリックでは、四季に行う斎日(=テンポーラ)で祈祷と断食を行うため、肉食を禁じられた代わりに野菜や魚を小麦粉で衣をつけて揚げて食べていたそうです。
語源の説のひとつとなっている「テンポーラ」から「天ぷら」という言葉が生まれたと言われています。当て字として「天婦羅」や「天麩羅」がありますが、どちらも違いはありません。

ちなみに、7月23日は「天ぷらの日」です。
7月23日は二十四節気のひとつである「大暑」にあたり、一年で最も暑く夏バテしやすいため、栄養たっぷりの天ぷらを食べて元気に過ごせるように制定されたみたいです。

🐾 いもや

神田神保町に、天ぷらの名店「いもや」があります。
都営地下鉄・東京メトロ「神保町」駅から歩いておよそ2分。水道橋駅方面に歩いて、ひとつ路地を曲がると辿り着きます。
お昼と夕方営業していますが、今回は11時30分の開店前に向かいましたが、すでに10人以上が並んでいました。人気の高さがうかがえますね。

開店後30分くらいして、ようやく店内へ。
でもまだ店内の待機席に移動しただけです。もう少しの辛抱です 😁
その間に壁に掛かっているメニューから天ぷらを選んでおきましょう。この時間もまた楽しいのです。

いもや《東京・神田神保町》

ようやくカウンターの席について注文。
えびやいも、かぼちゃ、いか、春菊の「天ぷら定食」に、なすとしいたけを追加することにしました。
常連さんが多いのかもしれません。みなさん、当たり前のように迷わず注文していきます。
L字カウンターの中では、ご夫婦がひっきりなしに動いています。

まず最初にでてきたご飯が大盛り。そして味噌汁の中にサイコロ状の豆腐がこれでもかというくらいにたくさん!
これだけでもお腹いっぱいになりそうです。

いもや《東京・神田神保町》

そして待ちに待った天ぷらたちが登場しました。
ひとつひとつの天ぷらが大きくて食べごたえがあるだけでなく、その美味しさも言うまでもありません。これは実際に味合わないと伝わらないと思います。(自分の語彙力がないだけですが。。。)
とにかく、満足間違いなしの味とボリュームです。

🐾 これからも いつまでも

いもや《東京・神田神保町》

今回、このお店に行ってみようと思ったきっかけは小説「古本食堂 新装開店」原田ひ香さん作品・角川春樹事務所)でした。
神保町が舞台であるこの小説の中には、たくさんの実在する飲食店が登場します。
そのひとつである「いもや」のシーンも印象的ですぐに食べに行きたくなりました。

「いもや」の歴史には、たくさんの人たちの想いが詰まっています。
ここでは割愛させていただきます。まだまだ「いもや」初心者の自分ではわかったようなことを述べるのは恥ずかしいです。
ただひとつ言えるのは、この「いもや」の味は昔から続いてきて、これからもいつまでも続いていくんだろうなということです。
きっと今日も「いもや」の天ぷらを食べたくて、たくさんの人が並んでその時を待っていることでしょう。

– Info. List –

『いもや』

東京都千代田区神田神保町1-32
【営業時間】 11:30 ~ 14:15、17:00 ~ 18:15 *土曜はお昼のみ
【店休日】 日曜・祝日
【アクセス】 都営地下鉄・東京メトロ「神保町」駅より徒歩およそ2分

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