おてちきや – 東京・渋谷

おてちきや《東京・渋谷宮益坂》

🐾 鹿児島料理

鹿児島は、九州南部に位置し、薩摩半島や大隅半島、さらには多くの離島から構成されています。
太平洋と東シナ海にも挟まれています。
多種多様な文化が入り混じってきましたが、食文化にも当てはまります。
南方や大陸との交流で、砂糖きびや甘藷(かんしょ)、落花生などが伝来しました。
甘い料理が多いのも納得だと思います。

🐾 おてちきや

鹿児島の料理を存分に味わえるお店が渋谷にあります。「おてちきや」です。
このお店、初めてのときは場所を探すのに一苦労しました。
ますは、東京・渋谷の宮益坂と国道246号線が合流するあたりで、路地に入ります。
路地を少し歩いて、またまた狭い路地に入ります。
最初はここまで来ても、なかなか見つけることができませんでした。
ようやく小さな看板を見つけ、階段をおります。

階段を降りて、奥まったところにお店がありました。場所としては隠れ家的なところです。
店内はこじんまりとしていますが、明るい雰囲気です。
「おてちき」とは鹿児島弁で、「存分に」という意味だそうです。「おちつく」から来ているようで、まさに落ち着くことができそうです。
カウンターでまずはビール。辿り着けたことに乾杯です。

鹿児島は黒豚で有名ですが、鶏も美味しいんです。鶏刺しは欠かせません。
その他にも、さつま揚げやきびなごの刺身をいただき、存分に鹿児島満喫です。

レバー3本セットも、それぞれが個性的です。少しづつ少しづつ食べました。

もちろんこのお店に来たからには、焼酎をいただかなくては。
黒ぢょかで呑む焼酎は、旨さを一段と引き立ててくれるようです。
寒い冬に、温かいお湯割り。最高の組み合わせですね。

🐾 飾らず ありのままに

おてちきや《東京・渋谷宮益坂》

カウンターには、「思無邪」の言葉が目に付きました。
「思無邪」とは、論語の一節。「正しい心で邪悪の念がなく、心情をありのままに表し、少しも飾らない」という意味です。
このお店の雰囲気にピッタリだと思いました。

おてちきや《東京・渋谷宮益坂》

大将をはじめ、スタッフの方たちはみなさん鹿児島出身。
自分もかつて3年ほど鹿児島に住んでいたので、懐かしい鹿児島話で盛り上がりました。
カウンターに置いてある桜島の写真を見ながら、鹿児島のことを語らいながら、さつま料理と焼酎をいただく至福の時間。
なにかほのぼのとさせてくれる空間です。
鹿児島が恋しくなったらこのお店があると思って頑張れる。そんな気持ちにさせてくれるお店でした。
この「奥渋谷」の迷路にだけ気をつけて、何回でも訪れたい場所になりました。

– Info. List –

『おてちきや』

東京都渋谷区渋谷2-8-4 東和青山ビルB02
【営業時間】 17:00 ~ 23:00 *ラストオーダー22:00
【店休日】 日曜・祝日休み
【アクセス】 JR・私鉄・地下鉄「渋谷」駅から徒歩およそ5分(598m)

🍶 お世話になったお酒 🍶

  • 金計佐(きんげさ)(新平酒造・鹿児島県曽於郡)
  • さつま大海(大海酒造・鹿児島県鹿屋市)
  • 伊佐大泉(大山酒造・鹿児島県伊佐市)

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