富岡八幡宮 – 東京・門前仲町

最終更新日

富岡八幡宮《東京・門前仲町》

🐾 門前仲町

最近では通称「門仲(もんなか)」と呼ばれるこの地域は、東京都江東区の深川にあります。
門前仲町の名前の由来は、1627年に富岡八幡宮別当として創建された永代寺で、当時は永代寺門前町と呼ばれていたそうです。
神社仏閣が多く、下町情緒あふれる人気のまちです。

🐾 富岡八幡宮

門前仲町の神社といえば富岡八幡宮が有名です。
深川地域にあり、通称を「深川八幡宮」ともいうそうです。
江戸最大の八幡宮で、8月に行われている祭礼「深川八幡祭」は江戸三大祭りのひとつです。
ちなみにあとふたつは、神田神社(神田明神)の「神田祭」と日枝神社の「山王祭」になります。
「神輿深川、山車神田、だだっ広いが山王様」と表されています。

富岡八幡宮の御祭神は応神天皇で、誉田別命(ほんだわけのみこと)や八幡神とも呼ばれています。
他に、8柱の神様である神功天皇、仁徳天皇、天照大神、武内宿禰(たけしうちのすくね)、日本武尊(やまとたけるのみこと)、天児屋命、竈大神、常磐社神も祀られている格式の高い神社です。

東京メトロ東西線、都営地下鉄大江戸線「門前仲町」駅1番出口からすぐにあり、迷うことはないです。
どちらかというと、東西線からの方が1番出口に近いです。

🐾 お参り

鳥居から伸びる境内は広々としていて、江戸最大の八幡宮というのも納得です。

富岡八幡宮《東京・門前仲町》

御朱印もちゃんといただきました。

御朱印のなかにに「元准勅祭 十社之内」とあります。
明治元年、明治政府が皇居を守護する准勅祭神社として東京近郊12の神社が選ばれました。
その後、明治3年という短い期間で廃止されましたが、昭和天皇50周年即位の奉祝にあたり関係神社の協議の結果、2つの神社を外して10社として再スタートしたそうです。
ということで「元」が付いたかたちで「元准勅祭」となっています。

そして「東京十社」。気になりますね。
芝大神宮、品川神社、赤坂氷川神社、日枝神社、白山神社、王子神社、根津神社、神田神社、亀戸天神社、そして富岡八幡宮になります。
いまのところ富岡八幡宮の他は、根津神社にしか行ったことがありません。
東京十社を目的に神社を巡るのも良いと思いました。

🐾 大鳥神社

富岡八幡宮の境内には大鳥神社があります。
福を呼ぶ縁起のいい日「酉の市」には、家内安全や商売繁盛の願いを込めて、大鳥神社例祭「深川酉の市」が行われています。

🐾 伊能忠敬

鳥居の近くには、伊能忠敬像があります。
日本で初めて科学的測量による日本地図を作成した伊能忠敬は、測量で遠国への出発の度に必ず富岡八幡宮を参詣して無事を祈念したそうです。
また富岡八幡宮近くの黒江町(現在の門前仲町1丁目)に隠宅を構えていました。
伊能忠敬にとって、富岡八幡宮はご縁の深い場所だったのですね。

🐾 門仲の出発点

富岡八幡宮《東京・門前仲町》

駅近くにある富岡八幡宮は、門前仲町散策の出発点としてうってつけです。
下町の雰囲気満載の門前仲町は、神社仏閣だけでなく、お酒やおいしい食事スポット等、見どころがたくさんあります。きっと1日では回りきれないと思います。
門前仲町を訪れる度に、富岡八幡宮にご挨拶してから、まちを歩くというのが定番になりそうです。

– Info. List –

『富岡八幡宮』

東京都江東区富岡1丁目20-3
【開館時間】 24時間参拝可能 *ご祈祷・神礼授与・社務全般の取扱時間は9時〜17時
【アクセス】
  東京メトロ東西線「門前仲町」駅より徒歩およそ3分
  都営地下鉄大江戸線「門前仲町」駅より徒歩およそ6分
  JR京葉線「越中島」駅より徒歩およそ15分

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