烏森神社 – 東京・新橋

烏森神社《東京・新橋》

🐾 烏森

現在、飲食店街として活気がある新橋駅西口は、かつて烏森(からすもり)、または新橋南地(しんばしなんち)と呼ばれ、花街でした。
明治時代、数寄屋町で発生した大火で花街が焼かれ、烏森に逃れてきた芸妓の一部が烏森神社周辺に残り花街ができたそうです。
そして昭和40年代に入ると料亭が転廃業するようになり、100年近く存在した花街も終焉を迎えました。

🐾 烏森神社

新橋駅周辺の喧騒の中、歩いていると突然、烏森神社の参道が現れてきます。
この辺りだけ、空気が違って感じたのは偶然ではないと思います。

かつては「烏森稲荷」と呼ばれたお稲荷様で、江戸時代には「柳森神社」「椙森神社」とともに「江戸三森」と呼ばれていたそうです。
御祭神は、倉稲魂命(うがのみたまのみこと)、天鈿女命(あめのうづめのみこと)、瓊瓊杵命(にぎのみこと)で、必勝祈願の成就や商売繁盛、技芸上達、家内安全のご利益で知られています。

本殿の脇に社務所があり、御朱印をいただきました。
今回、訪れた時期はちょうど七夕バーションもありました。
カラフルな御朱印は有名で、御朱印ブームの先駆けとも言われています。
また、4色に色分けされた心願色みくじも人気があり、授与品が豊富にあります。

🐾 都会の小さな神社

烏森神社《東京・新橋》

新橋駅にほど近い場所にあるこの神社は、まさに都会のと真ん中にある鎮座しているといえます。
神社まで続く参道近くには、個性的な飲食店も並んでいて、歩くだけでも飽きさせません。

全体的な印象は鉄筋コンクリート造りで、都会的な印象は強いですが、鳥居近くには綺麗な花が所狭しと咲いています。
この花たちを見るだけでも、心休まるような気がします。
忙しなく動いている都会の時間の中に、このようなゆったりと神社が存在していて、そのコントラストがとても印象的でした。

– Info. List –

『烏森神社』

東京都港区新橋2丁目15-5
【営業時間】 授与所開所時間 9:00 ~ 16:00
【アクセス】
 JR「新橋」駅西口・日比谷口から徒歩およそ2分、烏森口から徒歩およそ3分
 地下鉄東京メトロ銀座線・都営浅草線「新橋」駅から徒歩およそ3分

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