釜蓋神社 – 鹿児島・南九州市

最終更新日

釜蓋神社<鹿児島・南九州市>

🐾 南九州市

南九州市は、鹿児島県薩摩半島の南部に位置する市で、平成19年12月1日、知覧町(ちらんちょう)、頴娃町(えいちょう)、川辺町(かわなべちょう)が合併して誕生しました。
鉄道は、JR九州指宿枕崎線が通っていますが、どの駅も市役所のある旧知覧町中心部からは遠く、車での移動が必須です。
また、お茶の生産量が全国の市町村単位で比較すると日本一で、その中でも「知覧茶」が有名です。
ちなみに、市名の読み仮名は9文字(みなみきゅうしゅう)で日本最長らしいです。

🐾 射楯兵主神社

入り江の岩礁が突き出たところに鎮座しているのが、射楯兵主(たてつわものぬし)神社です。
少し離れた駐車場から海に向かって歩くと、次第に視界に現れてきます。
それ程大きな神社ではありませんが、神社まで続く道も赤い柵が続いていて、迷うことなく辿り着けます。

釜蓋神社<鹿児島・南九州市>

御祭神はスサノオノミコトで、武の神様です。厄除けや開運にもご利益があるので、スポーツ選手や芸能人も多く訪れるパワースポットになっています。

🐾 釜蓋

釜蓋神社<鹿児島・南九州市>

釜蓋神社とも称されるこの神社は、釜の蓋を頭に載せて、鳥居から拝殿まで落とさずに行くことができれば願いが叶うという参拝方式で有名です。

その釜蓋には次のような伝説が残されています。
開聞岳の麓に生まれ、宮中に入るも戻ってきた大宮姫(おおみやひめ)を追ってきた天智天皇が頴娃村を尋ねたとき、突風が吹き、接待として米を蒸していた釜蓋が吹き飛ばされてしまいます。
飛んでいった釜蓋は、この地(大川浦)に落ち、土地の人々がこの釜蓋を拾い神として祀り、釜蓋大明神として奉ったとされています。

自分も、そんな伝説を頭に入れて、釜蓋を頭に載せて、なんとか落とさずに拝殿まで歩くことができました。落とさないことに真剣で、お願い事を頭に浮かべることを忘れていましたが、、、。

🐾 絶景

釜蓋神社<鹿児島・南九州市>

海に突き出している場所にあるので、神社の裏に回ると絶景が待っています。
全面に大きく広がる海と開聞岳は、ずっと見ていても飽きることはありません。
釜の蓋の形をしたベンチもあるので、ゆったりと時間を過ごすことができます。
正直、交通の便はよくありませんが、だからこそ待っている大自然が待っているのかなとも思います。
薩南地方はなかなか訪れる機会がありませんが、いろいろな人に、ぜひともこの空気を感じてもらいたい場所です。

– Info. List –

『釜蓋神社(射楯兵主神社)』

鹿児島県南九州市頴娃町別府6827
【営業時間】 24時間
【アクセス】
 車:南九州市役所よりおよそ30分、番所鼻自然公園からおよそ5分 *駐車場あり
 電車:JR指宿枕崎線「指宿」駅から徒歩およそ50分、「頴娃大川」駅から徒歩およそ15分

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