鹿島神宮 – 茨城・鹿嶋市

最終更新日

鹿島神宮《茨城・鹿嶋市》

🐾 鹿島と鹿嶋

鹿島神宮《茨城・鹿嶋市》

鹿嶋市は茨城県南部にあるまちです。
鹿嶋市といえば鹿島神宮とかサッカーJリーグの鹿島アントラーズで知られています。
ではなぜ「鹿嶋市」なのか? ずっと疑問に思っていました。
鹿島神宮がありますし、ほんとうは「鹿島市」と名乗りたいところですが、市政を敷いたときにはすでに「佐賀県鹿島市」が存在していました。
「鹿嶋市」はもともと「鹿島町」でしたが、近隣の町村や地域を合併して市政を敷くときに「鹿嶋町」にしてから即日「鹿嶋市」となったそうです。
「鹿嶋市」と名乗らざるを得なかったというのが真実なんですね。

🐾 鹿島神宮

鹿島神宮は全国にある鹿島神社の総本社で、千葉県香取市にある香取神宮、茨城県神栖市にある息栖神社とともに東国三社の一社です。
日本建国・武道の神様である武甕槌大神(タテミカヅチオオカミ)が祀られており、人生のターニングポイントや勝利の武神により邪魔するものをはねのけて進む力を授かることができる関東屈指のパワースポットとして知られています。

🐾 本殿と奥宮

大鳥居から少し歩くと赤い楼門が見えてきます。
楼門を過ぎると、右手に本殿があります。
人気の場所ですので、週末や祝日は長蛇の列になっています。(覚悟を!)

鹿島神宮《茨城・鹿嶋市》

本殿の先、奥参道に入ると、気温が数度下がったように感じました。砂利道でもないので、音がほとんどなく凛とした空気がひしひしと伝わってきます。
無音の世界というのは、体感温度にも関係してくるのだなと気付かされました。

奥参道をしばらく歩くと奥宮があります。
この奥宮の社殿は、1605年徳川家康が関ヶ原戦勝の御礼に現在の本殿の位置に本宮として奉納し、徳川秀忠の本殿建て替えに際、奥宮に遷したものです。
奥参道の雰囲気もあり、身が引き締まります。

🐾 神の使い

奥参道を奥宮に向かう途中左手に鹿園があります。
1300年ほど昔、奈良県の春日大社の創建に際、鹿島神宮から遷された武甕槌大神を運んだのが鹿たちだったと伝えられています。
ということは、春日大社にいる鹿たちは鹿島神宮から来た鹿たちとなりますね。
それ以降、鹿島神宮では鹿を「神の使い」として、現在では30頭以上の鹿が大切に育てられています。

🐾 神聖なる場所

御朱印には「武甕槌大神」と記されています。
奥参道だけでなく、御手洗池や鏡石、さざれ石、要石など、その歴史を感じさせる場所が多くあります。

鹿島神宮《茨城・鹿嶋市》

時間を大切に大事に使わなければいけないと感じさせてもらえる場所ですね。
関東とはいえ、東京から訪れるには遠い場所にありますが、時間をかけてお参りするだけの価値を十分に感じさせてくれるところです。

– Info. List –

『鹿島神宮』

茨城県鹿嶋市宮中2306-1
【参拝時間】 24時間可能 *神符守札授与所:8:30 〜 16:30
【アクセス】
高速バス:東京駅八重洲南口発「かしま号」でおよそ2時間 *1,830円
電車:「佐倉」駅から鹿島線で「鹿島神宮」駅下車、徒歩およそ10分 *「東京」駅からおよそ2.5時間

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