ひろ文 – 京都・貴船

ひろ文《京都・貴船》

🐾 川床

京都の夏はとても蒸し暑いです。
その京の夏を涼しく過ごすために、川沿いの料理店が設置する席のことを「川床」と呼びます。
古くは安土桃山時代にまで遡り、現在も京都の夏の風物詩となっています。
川床を出す地域は、鴨川沿いと貴船川沿いのふたつ。
そして、その呼び方も鴨川沿いは「かわゆか」、貴船川沿いは「かわどこ」と異なります。
理由については諸説ありますが、鴨川では江戸時代にはすでに「ゆか」と呼んでいたそうです。貴船で始まったのは大正時代からと言われていて、鴨川と違いをだすために「かわどこ」と呼ぶようになった説や貴船が京都の床の間に位置しているので「床(とこ)」になったとも言われています。

🐾 ひろ文

貴船の川床料理で有名なお店に「ひろ文(ぶん)」があります。
叡山電鉄「貴船口」駅からは送迎バスで向かいます。*予約制
歩いて向かっても良いと思いますが、かなり長く続く上り道は暑い夏には不向きかと思います。
バスだと距離的には5分ほどですが、道幅が狭いので交互通行が多く、想定以上に長く乗っていると感じますが、ここまできたら時間を気にせずにゆっくりした気分でいきましょう。

店内に入ると、そこはまさに川の流れが響く別世界。
本当に川の上で食事をするんだと感動的ですらありました。

料理もどれも美味しいのはもちろんです。
今回選んだコース料理には、流しそうめんが含まれていませんでしたが、次回は必ず頼みたいと思いました。

🐾 貴船神社

貴船を訪れたら必ず寄りたい場所があります。貴船神社です。
以前のブログでも紹介させてもらいましたが、夏に訪れたのは初めてでした。
ちょうどライトアップシーズンということもあり、鳥居から上る階段は幻想的ですらありました。

🐾 夢のひととき

貴船川に沿ってたくさんの川床料理店が並ぶ道は、宵の始まりということもあって、とても雰囲気のある空間でした。
そして京都の奥座敷・貴船は、暑い夏を感じさせないくらい涼し気な風が流れていました。

ひろ文《京都・貴船》

貴船川の最上流から流れる迫力満点の渓流には圧倒されました。
また訪れたい場所がひとつ増えました。1年に1回のお楽しみの場所になりそうです。

– Info. List –

『京都貴船 料理旅館 ひろ文』

京都府京都市左京区鞍馬貴船町87
【営業時間】 11:30 ~ 19:00
【店休日】 無休 *流しそうめんは雨天中止
【アクセス】
 叡山電鉄「貴船口」から京都バスでおよそ10分、または徒歩およそ30分
 会席料理予約者は送迎バスあり(要予約)

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