越後屋酒店 – 東京・谷中
🐾. 谷中銀座商店街


JR「日暮里」駅西口からまっすぐ5分くらい歩くと、谷中銀座商店街が現れてきます。
全長170mほどの短い商店街ですが、昔ながらの個人経営されているお店を中心に「夕やけだんだん」や「七福猫」といった人気のスポットも数多く、様々な観光客で賑わっています。
昭和20年ごろに自然発生的に生まれたと伝えられているこの商店街は、戦中・戦後の大変な時期に地域を支え、平成になり「谷根千」として注目を集めるようになると、国内外から観光客や買い物客が訪れる場所に様変わりしてきました。
全国的にシャッター商店街が増える中で、時代の流れにうまく生き残ってきた商店街と言えます。
🐾. 越後屋酒店


この谷中銀座商店街の中に古くから営業している「越後屋酒店」があります。
どちらかというと、東京メトロ千代田線「千駄木」駅寄りの商店街入口に近いところに位置しています。(といっても、商店街自体が短いですけどね。。。)



越後屋酒店は明治37年創業の酒屋さんです。酒販店の特徴を活かした立ち飲み部(立ち飲み業態)も展開しています。
11時開店というのも嬉しいですね。
店の佇まいは、昔から変わっていない雰囲気が感じられ、そこもまた人気がある理由だと思います。
店内にはカウンターと酒を入れるケース(P箱)が積み重ねれてテーブル代わりになっています。店先にもP箱のテーブルがあり、外で飲むこともできます。


お酒はその都度お支払いするスタイルです。
店内にはおつまみも販売していますが、持ち込みも自由のようです。


日本酒ももちろん。今回はラベルから選んで、山形のお酒をいただきました。
高知を宣伝するポスターやチラシが店内にちらほら見られ、高知推しなのかな。高知のお酒も酔鯨を中心にありました。
店内は賑わっていることもあり、いろいろな会話が聞こえてきて、それを肴に飲むのも立ち飲みスタイルの醍醐味です。
🐾. レトロ



店内には、いろいろな場所に猫を中心に置物がたくさん。この置物たちを見ながら飲むのも十分に楽しめます。
でも何と言っても雰囲気が良いです。
立ち飲みなので、長時間いるわけではありませんが、時間を忘れるくらいです。
最近は、観光客といった外部から訪れる人(自分もです)が多くなってきたと思いますが、話に耳を傾けていると地元の方もたくさんいらっしゃいました。
どんな時代でも様々な人に愛されるお店の雰囲気が店内にも店外にも溢れていました。

あっ! ここにも猫がいましたよ 😁
– Info. List –
『越後屋酒店』
東京都台東区谷中3丁目13-2
【営業時間】 11:00 ~ 20:00
【店休日】 火曜休み
【アクセス】
東京メトロ千代田線「千駄木」駅2番出口から徒歩およそ4分
JR「日暮里」駅北口から徒歩およそ6分
🍶 お世話になったお酒 🍶
- 米鶴 純米酒 ピンクのかっぱ(米鶴酒造株式会社・山形県高畑町)


