多賀大社 – 滋賀・多賀町
🐾. 多賀町
多賀町は、滋賀県の湖東地域の犬上郡にあります。
ちなみに滋賀県内の地方区分は、琵琶湖との位置関係で考えられ、湖北・湖東・湖南・湖西に大別されています。
町域には、「多賀大社前」駅から彦根市方面を結ぶ近江鉄道多賀線があります。なお西端部を近江鉄道本線や東海道新幹線が通っていますが、駅はなく、この多賀線が主な交通手段となっています。

近江鉄道多賀線には、「スクリーン」駅という駅名があります。
とても珍しく気になったので、あとで調べてみました。
この駅は、株式会社SCREENホールディングスの敷地内にあり、ブリヂストンの彦根工場など、他の工場で働く方たちが多く利用しているそうです。
🐾. 多賀大社


「彦根」駅から「多賀大社前」駅に向かうには、近江鉄道本線で「高宮」駅に行き、そこで多賀線に乗り換えることになります。
近江鉄道の運賃は現金のみなので、事前に気をつけておきましょう。



「多賀大社前」駅を出ると、眼の前に大きな鳥居が出迎えてくれます。
ここから参道をてくてく歩いて多賀大社に向かいます。ゆっくりと周辺を見ながら歩いたので、およそ20分くらいかけて歩きました。




お土産屋さんなどお店が増えてきたなと思ったら、左手に鳥居が現れました。
自分がいけないのですが、やっと現れた鳥居を見て、意外と時間がかかったなと思いました。
実はまだかまだかと不安を感じながら歩いていたのもここだけの話です ^^;




鳥居をくぐると正面に、そり橋「太閤橋」が待ち構えています。
歩いて通るのは禁止で、両側に避けて通らないといけません。当日は雨模様だったので、もしも歩こうとしても、確実に滑っていたと思います ^^;




御神門を通ると、左手に手水舎、そして右手に大きなしゃもじがありました。
この大きなしゃもじは、「お多賀杓子」と言われ、しゃもじの形をした多賀大社のお守りや縁起物だそうです。
しゃもじを杓子と呼ぶことから、「お多賀の杓子」が転じて、カエルの子を指す「おたまじゃくし」の語源であるとも言われています。



多賀大社は、長く地域の信仰の拠点としてきた古社で、「お伊勢参りをしたならお多賀へ参れ」と言われるほど現在も滋賀県随一の大社として親しまれています。
古代から地域一帯を勢力範囲としていた犬上氏の始祖を祀ったとする説もあり、飛鳥時代の遣隋使である犬上御田鍬(いぬかみのみたすき)が有名です。
現在も多賀大社の神官は、犬上氏の末裔が務めているそうです。
境内はとても広く開放的。御神門からまっすぐに拝殿まで伸びています。
天気が悪かったにも関わらず、参拝客は多かったように感じます。海外の方たちもいました。



無事に参拝を終えて、拝殿を背に左側に授与所がありました。
今回は通常の御朱印の他に、切り絵のもの(書き置きタイプ)もいただきました。
🐾 笑う門


多賀大社の鳥居の近くにある「笑門」の鳥居が印象的です。
そしてその参道には、お店だけでなく一般住宅にも「笑門」の絵馬がそこかしこにかかっていました。
参道は「絵馬通り」と言われていて、この絵馬を見ながら歩いていたので、時間がかかったのかもしれません。
この「笑門」は、多賀大社に伝わる笑う門を象徴する「延命長寿」のご利益を表すものだそうです。








「笑う門には福来る」
良い言葉ですね。「笑うこと」「笑顔」って大事なんだなあとあらためて思いました。
こんな素敵な言葉が溢れているまちに、またいつか訪れようと想います。
– Info. List –
『多賀大社』
滋賀県犬上郡多賀町多賀604
【拝観時間】 8:00 ~16:00 *授与所:7:00 ~17:00
【アクセス】
電車:近江鉄道多賀線「多賀大社前」駅から徒歩およそ10分
車 :名神高速道路「彦根」I.C.からおよそ10分


